「フリムン徳さんのアメリカ便り」(第3号)
                                    

2004.9.27

フリムン徳さん応援団の皆さん、お変わりございませんか。
いつも応援ありがとうございます。ロス支部も金子さんのお蔭で応援団が40名(コンピューターをやっている人だけ)に増えました。日本の応援団を合わせるとすでに100人を超えました。金子さん、本当にありがとうございます。
  
 フリムン徳さんのアメリカ便りも、これが第3号になります。7月にスタートして、もう9月も終わりです。どうしてこんなにも月日の経つのが早いか驚くばかりです。世の中スピード時代、月日の経つのもスピード時代に合わせてまんねやろうか。
何でそんなに皆さん、急ぐ必要があるでしょうか。人間慌てたら、あまりええことはないように思います。車の事故も慌てた時に多く起きるようです。皆さん、どうぞもっとゆっくりと歩き、ゆっくりと車を運転して、ゆっくりと仕事をして、ゆっくりとしゃべって、ゆっくりと食べて、ゆっくりと顔を洗って、自分の顔を鏡で覗いて、にやっとしながら生活してみようではありませんか。

 このフリムン徳さんは、ゆっくりと休み、休みしながら、家の外壁のタールペーパー(コールタールペーパー)とワイヤを張り終えました。検査も一発でパスしました。家がどっしりしてきて、貫禄がついてきました。そしたら自分にも貫禄がついたように錯覚しそうです。つまり、女の子にも持てるような気分になるのです。不思議なモンです。
 夕方になったら、家から少し離れたところに椅子を置いて、仕事の出来具合を見ながら、晩酌をしているのです。餌を食べに来る野兎や、小鳥たちにも、「フリムン徳さんの仕事をじっくり見ろ」と、心の中でつぶやきながらです。
 近所の人が来て、「トム、こつこつとようやったなあ」と言われると、子供みたいにうれしくなります。少しずつ、少しずつの積み重ねで1軒の家が完成するんだなあと実感しています。びっこを引きながらでも家が建てられるのです。皆さんも何かを完成してみてください。ええ気持ちでっせー。

 アメリカでは何回も建物検査官の検査を受けなければなりません。手抜き工事を防ぐためと、建築に詳しくない施主の立場になって、検査官が検査してくれるのです。この検査官、建物に関しては大統領よりも権限があると言われます。彼に逆らうことは出来ないのです。彼がNOと言ったら、NOなのです。絶対服従です。だから私はわからないところは「教えてください、あなたの言う通りします」と、絶対に逆らいまへん。

 珍しい検査もあります。壁板を打ちつける釘と釘の間隔のチェックにも来ます。以前はそんな検査はなかったけれど、手抜き工事で、天井や壁板を打ちつける釘の間隔が広くて、天井が落ちたりした事故があったからだそうです。その釘と釘の間隔とは6インチ(15センチ)以内なのです。                      
 水道のパイプや下水の管には水をいっぱい入れて漏らないかを、ガス管はエヤムコンプレッサーで空気をいっぱい入れて、その先に計器をつけて漏れを検査するのです。それも全部パスしました。もう後、2、3回の検査で、無事完成できそうです。フリムンの徳さん、ぼちぼち頑張ります。

 話は変わります。9月12日に東京喜界島会が開かれました。応援団の皆さんはそのプログラムに「フリムン徳さんの波瀾万丈記」のビラを入れて宣伝し、文芸社から、購入して、販売もしてくれました。本当にありがとうございます。喜界島の同級生、喜界島の皆さんの応援には胸が詰まるばかりです。胸が詰まったら、喉まで詰まるみたいです。喉が詰まったら声が出なくなり、涙が出ます。アイガトウサマ(ありがとうございます)

 この喜界島会に私は島ユミタ(喜界島方言)で祝電を送りました。その祝電を金子さんに読んで聞かせたら、まったくわからない、喜界島弁は外国語みたいだ」と言っていました。喜界島は宇宙のどこかから来た小惑星かもしれない。
 その喜界島語の祝電を読んで下さい。
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「祝電」東京喜界島会殿  
東京喜界島会、総会、芸能際のご盛会をお祝い申し上げます。 フリムン徳さん
キューや、シマヌ 焼酎ヌディ        (今日は島の焼酎飲んで)
島 ガタイシ                (島の話をして)
島唄 ウタティ                (島唄を歌って)  
六調 ウドゥティ              (島踊りをして)
島味 ハディ                (島料理を食べて)
ハナサ ハナサ 喜界島            (恋しい、恋しい、喜界島)
ハグィー、ハグィー、ワーキャヌ喜界島    (オー、オー、私達の喜界島)
島を離れても、ワーキャヌ 喜界島      (島を離れても私達の喜界島)
旅のカンチャムを マムティタボーリ 喜界島 (旅の子供達を守ってください)
アイガトウサマドウ 喜界島         (ありがとうございます 喜界島
サンキュウ ベリマッチ 喜界島       (サンキュウ ベリマッチ 喜界島)


フリムン徳さん

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徳さん」の出身地の鹿児島県大島郡喜界島の「小野津集落」は昔からの港でした。集落民の性格は豪放で発展性があり常に島外に目が向いていたようです。島外においては郷友会(郷土出身者の集い)の活動も盛んだということです。私も何故か縁あって知り合いが多いです。結婚式などにもお呼ばれしました。

「フリムン徳さんの波瀾万丈記」のご注文は下記へのご注文でも出来ます。(文芸社)
※電話、FAXでのご注文は以下の通りです。(受付時間 8:30〜20:00)
 TEL:03-3817-0711 FAX:03-3818-5969
※海外からは次の番号へ別途お問い合わせ下さい。 (受付時間 8:30〜20:00)
 TEL:81-3-3817-0711 FAX:81-3818-5959

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