「フリムン徳さんのアメリカ便り」 第15号   『山本リンダ』
                                    

2005.7.10

 先日夜遅く、女の声で電話がかかってきた。「山本リンダ」だという。とうとう、フリムン徳さんも「♪困っちゃうなあー」の山本リンダの目にとまったんか。胸がワクワク、うきうきしよる。おもろうなってきたぞ。  
 でも、すぐに、「♪困っちゃうなあー」の山本リンダでないと分かった。ロスの隣のオレンジ郡に住む同姓同名の山本リンダさんだった。この山本リンダさん、「私もフリムンです」と言いながら、電話の向こうで話し始めよった。
 山本リンダさんは知人に薦められて「フリムン徳さんの波瀾万丈記」を読んだ。本の中の一つのエッセイ「話の聞き屋さん」の中に書かれている電話番号が、ほんとに、まだ通じるか、半信半疑でダイヤルを回したら通じたと喜んでいる。
 「話の聞きやさん、30分で20ドルですね、今25分、あと5分で30分です。」と自分で時間を計り、気にしながら話しよる。 「私には何も悩みはありません。ただ、徳さんと同じ考え方、同じ人生を歩んだから、それを聞いて欲しいのです。20ドルはキャッシュで封筒に入れて送ります。これから友達になって下さい。」と言いまんね。
 翌日、山本リンダさんから電子メールが届いたんや。ご本人のお許しを得ましたんで、皆さんにも読んでいただきまひょう。
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上園田様
 「フリムン徳さんの波瀾万丈記」は大変示唆に富んだ人生の指南書であると思いました。私自身も「フリムン」であったと分かりました。
 私の人生、あの時点でブレーキをかけておくべきだったと、後になって 気がつく事ばかりです。68年にハワイでギフト・ショップを開けて大当たりしたので、気が大きくなり70年に支店を出しました。それは大失敗で、破産寸前までいきました。幸い、買い手が現れて78年に売りました。どうやら首をつらずに済みました。その後、2年半ばかり当時の有名歌手「山本リンダ」の名前で日本語のバス・ガイドをやりました。ハワイの日本人観光客のピークと重なって、時期が良かったので、仕事は面白かったです。
 85年に20年住んだハワイを出て、旅行で行って気に入ったサン・ディエゴに移りました。移ってはみたものの、何をしていいのやらさっぱり分からず途方に暮れていましたが、運良く新聞で小さなレストランが売りに出ているのを見つけました。ロシア移民がやっていたテキサス・スタイルの バベキュウーの店です。そこの従業員の提案でサンドイッチの店にしたら、これが大当たり行列のできる店になりました。
ところが、同じ建物のなかで印刷屋をやっていた イラン人が目をつけて、その建物全部を買い取って子供達にその流行っている店をやらせるからと、リースが切れた時点で追い出されてしまいました。丁度1ブロック離れた所に店が見つかってすぐ 開店しました。お客さんはついてきてくれました。イラン人の店は1年半で潰れました。
15年住んだサン・ディエゴを出て、オレンジ郡のラグナ・ウッズにあるリタイアーメント・コミュニティーに移って5年になります。サン・ディエゴはどんずまりで何処へ行くにも時間がかかり、行動が制限されるので出て良かったと思っています。ここからはロスのダウンタウンまで1時間で行けます。私の放浪ももうこの辺でピリオドをうつ時期だと考えています。
以前、夫の甥が「おじさん達の人生はアドリブ人生だね」と言ったのがとても印象に残っております。県庁の役人になった彼が「上がつかえていて昇進できずエキサイティングな人生ではない」と愚痴を言いうのを去年日本に帰った時に聞いて、私達の「アドリブ」人生もそう悪くなかったのかなと思い直しました。
時間がありますので、友人に勧められて「楽天」に毎日ではないのですが、「日記」(ブログ)を書いています。「フリムン徳さんの波乱万丈記」も宣伝してみますが書いても宜しいでしょうか?
リンダ山本
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<フリムン徳さんの独り言>
『「フリムン徳さんの波乱万丈記」を宣伝して宜しいでしょうか?』
 いいに決まってまんがな!! 『山本リンダ』と電話で聞いたとき、「♪困っちゃうなあ、デートに誘われてー♪」と喉元まで出そうになったんや。こんな有名な人に「フリムン徳さんの波瀾万丈記」と、どこのテレビでもええ、一声言ってもらったら、ベストセラーまちがいないのになあと空計算もしたんや。「フリムン徳さんの波瀾万丈記」をベストセラーにするのが私・フリムン徳さんの人生最後の夢や。私も、もうすぐ62歳や。でも、「諦めたらアカンネン」と楽天、ヤフー、ライブドア、mixiのブログ、そして、私のホームページで宣伝してます。第4版も増刷して、そして、“ベストセラー”にすることで頭いっぱいやさかいに、皆さんの清きご1票をお願いしてますねん。『宣伝して宜しいしょうか?』の質問の時間、もったいないでんがな。早う、やっておくんなはれ。お願いしまっさ。『やりたいねん、諦めたらアカンネン』
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徳さん」の出身地の鹿児島県大島郡喜界島の「小野津集落」は昔からの港でした。集落民の性格は豪放で発展性があり常に島外に目が向いていたようです。島外においては郷友会(郷土出身者の集い)の活動も盛んだということです。私も何故か縁あって知り合いが多いです。結婚式などにもお呼ばれしました。

「フリムン徳さんの波瀾万丈記」のご注文は下記へのご注文でも出来ます。(文芸社)
※電話、FAXでのご注文は以下の通りです。(受付時間 8:30〜20:00)
 TEL:03-3817-0711 FAX:03-3818-5969
※海外からは次の番号へ別途お問い合わせ下さい。 (受付時間 8:30〜20:00)
 TEL:81-3-3817-0711 FAX:81-3818-5959

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